敏感期について
子どもの育つ過程の中で、ある特定の要素に対し、それを捉える感受性が特別に敏感になってくる一定期間のことを敏感期といいます。この敏感期はある時期(幼児期)に強く表れ、その時期が過ぎると同じ強さでは二度と表れないと言われています。
また、この時期に敏感な感受性に伴い、強烈なエネルギーもあふれ出ます。モンテッソーリは、子どもたちのこの内面から押し上げてくる強い感受性とエネルギーに着目し、この敏感期にこたえられる環境を整えることを教育の基本としました。
作業について
モンテッソーリ教育では、子どもが教具や教材を使ってする作業を「おしごと」と呼びます。
子どもは自分の意志で自由に動ける体を創るために仕事をするのです。心と体を一生懸命に動かして自分が選択した教具や教材を使って仕事をします。
子どもの仕事は、大人と違い完成を目的とするものではなく、その過程がとても大切で、楽しく何度も同じことを繰り返します。
仕事を繰り返すことで体を自分の思い通りに動かすことができるようになると同時に意志のコントロールも出来るようになっていきます。
|